機体ごとシリアル規則まとめ


更新履歴 (内容に変化ないものは除く)

[2023/12/11] Pe-2 第22, 39工場の規則を追加
[2023/02/12] Yak-1, Yak-7にバッチ情報等を追加
[2023/02/11] 規則欄の形式変更、箇条書きからテーブル式へ
[2022/11/27] 記事公開

ソ連機のシリアル解読は、シリアル規則を工場単位でまとめており、機体ごとに確認するのがちょっと大変でした。そのためこちらでは、機体をキーとして規則をまとめるものとなります。

基本的にシリアル解読記事からの規則の抜粋となりますが、諸事情により一部あちら側で未掲載の機体も記載しております (Be-4など)。

 

ソ連機とシリアルナンバーってどう関わってるの?もどうぞ。

もくじ:

  • «戦闘機»
    • Yak-1・・・Z.292, 301
    • Yak-3・・・Z.292, 31
    • Yak-7・・・Z.153, 82
    • Yak-9・・・Z.153, 166
    • LaGG-3・・・Z.21, 31
    • La-5・・・Z.21, 381
    • La-7・・・Z.21, 99, 381
  • «襲撃機»
    • Il-2・・・Z.18, 381
  • «爆撃機»
    • Pe-2・・・Z.22, 39
  • «水上機»
    • Be-4・・・Z.288, 477

そのうちページ内リンクを付けたいとは思っている。


«戦闘機/Истребитель»

ヤコヴレフ Yak-1

生産工場:第292工場, 第301工場

 

◆第292工場 (サラトフ)

[PPBB]  [PP, BB]
PP

バッチ内の生産番号 (0埋め)

各バッチの生産単位:

・1, 2バッチ:5機

・3~7バッチ:10機

・8~34バッチ:20機 (41年初頭より)

・35~192バッチ:50機 (41年8月~44年7月)

BB

生産バッチ (0埋め)
初期は0埋めの2桁、100を超えるとそのまま3桁に移行

バッチ情報 (抜粋):

・43:RO-82レイルを導入

・49:後部風防のガラスを半円切り欠き状に変更

・80:爆弾ラックを導入

・127:爆弾ラック削除、固定武装の弾数増加

・148:爆弾ラックを再導入 (1943年8月)
・192:最終生産バッチ (1944年7月)

第292工場では、[生産番号], [バッチ]の並びで構成されている。後にバッチは3桁に達した。第301工場ではバッチが3桁に達する前に生産が終了したため、5桁のシリアルであれば本工場の機体で確定となる。

 

【シリアルサンプル】

[0868]⇒[06, 68]

06番目の生産機, 第68バッチ

[23109]⇒[23, 109]

23番目の生産機, 第109バッチ (リディア・リトヴァクのYak-1b 白の23)
[48184]⇒[48, 184]

48番目の生産機, 第184バッチ (ポーランド空軍 白の48)

◆第301工場 (ヒムキ)

[BBPP]  [BB, PP]
BB 生産バッチ (0埋め)
PP

バッチ内の生産番号 (0埋め)

各バッチの生産単位:

・01バッチ:12機

・02バッチ:18機

以降1バッチ20機ずつ

第292工場とは逆で、[バッチ], [生産番号]の並びで構成されている。生産番号は最大でも20なので、それを超えていれば第292工場という判断も出来る。

シリアルが4桁かつ2つの要素が共に若い数字だった場合、判別は非常に困難だろう。

 

【シリアルサンプル】

[0218]⇒[0218]

第02バッチ, 18番目の生産機

[0406]⇒[0406]

第04バッチ, 06番目の生産機

= 追加参考情報 =

工場のバッチごと生産単位

Yakovlev Fighters of World War II:P.26 (Z.301), 27 (Z.292)


ヤコヴレフ Yak-3

生産工場:第292工場, 第31工場

 

◆第292工場 (サラトフ)

[PPBB]  [PP, BB]
PP バッチ内の生産番号 (0埋め)
BB 生産バッチ (0埋め)

Yak-1の時と規則は変わらず、[生産番号], [バッチ]の並び。

 

【サンプル】

[1712]⇒[17, 12]

17番目の生産機, 第12バッチ (現存機の一つ)

◆第31工場 (トビリシ)

[FFBBPP]  [FF, BB, PP]
FF 工場番号 - 31 (固定)
BB 生産バッチ (0埋め)
PP バッチ中の生産番号 (0埋め)

[工場], [バッチ], [生産番号]のオーソドックスな並び。書籍によっては、[バッチ]と[生産番号]のみの省略形が用いられている (工場などでも使われていたのだろうか?調査中)。

 

【サンプル】

[310111]⇒[31, 01, 11]

第31工場製, 第01バッチ, 11番目の生産機 (短縮系:c/n 0111)

[317003]⇒[31, 70, 03]

第31工場製, 第70バッチ, 3番目の生産機 (VK-107A搭載金属翼の1号機)


ヤコヴレフ Yak-7

生産工場:第301工場, 第153工場, 第82工場, 第21工場

第21工場はごく少数生産のため、追加はされないと思われる。

 

◆第153工場 (ノボシビルスク)

[BBFFFPP]  [BB, FFF, PP]
BB

生産バッチ (0埋め)

バッチ情報抜粋:

・19:尾輪を格納式に変更

・22:M-105PFエンジンを搭載 (1942年8月~)

・40:突出型風防に変更

FFF 工場番号 - 153 (固定)
PP バッチ中の生産番号 (0埋め)

[バッチ]と[生産番号]を[工場番号]で区切るスタイル。中央に'153'の数字が入るので、見分けは容易だろう。

 

【シリアルサンプル】

[4115301]⇒[41, 153, 01]

(Yak-7B) 第41バッチ, 第153工場製, 01番目の生産機

[0215366]⇒[02, 153, 66]

(Yak-7V) 第02バッチ, 第153工場製, 66番目の生産機

◆第82工場 (モスクワ)

[FFBBPP]  [FF, BB, PP]
FF 工場番号 - 82 (固定)
BB

生産バッチ (0埋め)

バッチ情報抜粋:

・12:突出型風防に変更

PP バッチ中の生産番号 (0埋め)

[工場番号], [バッチ], [生産番号]のシンプルな並び。いずれも0埋め2桁なので特に問題はないだろう。

 

【シリアルサンプル】

[820803]⇒[82, 08, 03]

(Yak-7B) 第82工場製, 第08バッチ, 03番目の生産機 (混合動力機Yak-7PVRDに使われた機体)

[821436]⇒[82, 14, 36]

(Yak-7B) 第82工場製, 第14バッチ, 36番目の生産機

=第82工場 参考=

Yakovlev Fighters of World War II: P.126


ヤコヴレフ Yak-9

生産工場:第82工場, 第153工場, 第166工場

第82工場については調査中。

 

◆第153工場 (ノボシビルスク)

[SBBFFFPP]  [S, BB, FFF, PP]
S

サブタイプ (戦後型のみ?)

P:戦後型

BB 生産バッチ (0埋め)
FFF 工場番号 - 153 (固定)
PP バッチ中の生産番号 (0埋め)

Yak-9の一大生産地。Yak-9Pでは頭にサブタイプを付けるようになったが、それ以前に使われていたかは不明。

 

【シリアルサンプル】

[0115310]⇒[01, 153, 10]

(Yak-9) 第01バッチ, 第153工場製, 10番目の生産機 

[0715340]⇒[07, 153, 40]

(Yak-9D) 第07バッチ, 第153工場製, 40番目の生産機 (D型からV型に改造された機体)

[4115304]⇒[41, 153, 04]

(Yak-9D) 第41バッチ, 第153工場製, 04番目の生産機

[П0115302]⇒[П01, 153, 02]

(Yak-9P) P型, 第01バッチ, 第153工場製, 02番目の生産機

[П0715340]⇒[П07, 153, 40]

(Yak-9P) P型, 第07バッチ, 第153工場製, 40番目の生産機

◆第166工場 (オムスク)

[BBFFFPPP]  [BB, FFF, PPP]
BB 生産バッチ (0埋め)
FFF 工場番号 - 166 (固定)
PPP バッチ中の生産番号 (0埋め)

Yak-9はD (長距離)/R (偵察)/U (改)/P (戦後) 型などを生産、R型は本工場が唯一の生産地であった。

 

【シリアルサンプル】

[40166074]⇒[40, 166, 074]

(Yak-9U) 第40バッチ, 第166工場製, 74番目の生産機

[52166082]⇒[52, 166, 082] (短縮系:c/n 52-082)

(Yak-9P) 第52バッチ, 第166工場製, 82番目の生産機 (全金属製Yak-9の試作機-1946年製)


ラヴォチキン LaGG-3

生産工場:第21工場, 第23工場, 第31工場, 第153工場

第23・153工場のシリアル規則については、サンプル収集および調査中。

 

◆第21工場 (ゴーリキー)

[TTFFBBPP]  [TT, FF, BB, PP]
TT タイプ (tip/Type) - LaGGは31 (固定)
FF 工場番号 - 21 (固定)
BB

生産バッチ (埋めなし)

1~35あたりまで、詳細は解説記事を参照

PP バッチ中の生産番号 (埋めなし)

[タイプ]と[工場番号]が並ぶため、頭4桁は[3121]で固定される。

[バッチ]と[生産番号]が0埋め無しな事に注意すれば、要素の読み取りは容易。バッチは最も大きいものが35のあたりであるため、2桁で区切った数字がそれより大きければ1桁だろう。

 

【シリアルサンプル】

[3121321]⇒[31, 21, 3, 21]

tip31(=LaGG-3), 第21工場製, 第3バッチの21番目の生産機

[3121565]⇒[31, 21, 5, 65]

tip31(=LaGG-3), 第21工場製, 第5バッチの65番目の生産機

◆第31工場 (タガンログ/トビリシ)

[BBFFPP]  [BB, FF, PP]
BB 生産バッチ
20番台の途中から60番に飛んでいる
FF 工場番号 - 31 (固定)
PP バッチ中の生産番号

[バッチ]と[生産番号]を[工場番号]で区切るシンプルなスタイル。第21工場より要素が少ないので分かりやすいだろう。

なお[工場番号]のない短縮形 (BBPP) もよく見られる。

 

【シリアルサンプル】

[213191]⇒[21, 31, 91]

第21バッチ, 第31工場製, 91番目の生産機

[273130]⇒[27, 31, 30]

第27バッチ, 第31工場製, 30番目の生産機


ラヴォチキン La-5

生産工場:第21工場, 第381工場

第31, 99工場については調査中。

・第31工場はごく少数のため、恐らく入手困難。

・第99工場は恐らくLa-7と同じ規則による、そちらを参照。

 

◆第21工場 (ゴーリキー)

[TTFFBBPP]  [TT, FF, BB, PP]
TT

タイプ (tip/Type) - La-5は以下より

37:La-5, La-5F 第8バッチまで

39:La-5F 第9バッチ以降, La-5FN (木製桁)

41:La-5FN (金属桁)

FF 工場番号 - 21 (固定)
BB 生産バッチ (0埋め)
PP バッチ中の生産番号 (0埋め)

LaGGの時と異なり、[タイプ]は37, 39, 41の3種類がある。数字が何に由来しているかは、LaGGとSeriesのカンケイを参照のこと。

[バッチ]と[生産番号]が0埋め2桁になったため、要素の読み取りは容易になっている。

 

【シリアルサンプル】

[37210853]⇒[37, 21, 08, 53]

tip37(=La-5), 第21工場製, 第8バッチ, 53番目の生産機

[39210101]⇒[39, 21, 01, 01]

tip39(=La-5FN), 第21工場製, 第1バッチ, 1番目の生産機

[39212117]⇒[39, 21, 21, 17]

tip39(=La-5FN), 第21工場製, 第21バッチ, 17番目の生産機

◆第381工場 (ニジニー・タギル)

[FFFPPBB]  [FFF, PP, BB]
FFF 工場番号 - 381 (固定)
PP バッチ中の生産番号 (0埋め)
BB 生産バッチ

頭3桁で判別はし易いと思われる。[生産番号], [バッチ]の並びに注意。

 

【シリアルサンプル】

[3810311]⇒[381, 03, 11]

(La-5F) 第381工場製, 03番目の生産機, 第11バッチ


ラヴォチキン La-7

生産工場:第21工場, 第381工場, 第99工場

 

◆第21工場 (ゴーリキー)

[TTFFBBPP]  [TT, FF, BB, PP]
TT

タイプ (tip/Type) - La-7は以下より

45:La-7

46:La-7UTI (練習機型)

FF 工場番号 - 21 (固定)
BB 生産バッチ (0埋め)
PP バッチ中の生産番号 (0埋め)

La-5と[タイプ]以外は同じルール。バッチ等のカウントはリセットされている。

 

【シリアルサンプル】

 [45210127]⇒[45, 21, 01, 27]

tip45(=La-7), 第21工場製, 第1バッチ, 27番目の生産機 (現存するコジェドゥーブ機)

[46210117]⇒[46, 21, 01, 17]

tip46(=La-7UTI), 第21工場製, 第1バッチ, 17番目の生産機

◆第381工場 (モスクワ)

[FFFPPBB]  [FFF, PP, BB]
FFF 工場番号 - 381 (固定)
PPP バッチ中の生産番号 (0埋め)
BB 生産バッチ (La-5から連続している)

頭が[381]で始まるので、識別が容易な工場の一つ。La-5と並びは同じだが、[生産番号]が0埋め3桁になっているのが異なる。また[バッチ]はLa-5から連続した数字になっていることに注意。

 

【シリアルサンプル】

[38109659]⇒[381, 096, 59]

(La-7) 第381工場製, 096番目の生産機, 第59バッチ

[38102663]⇒[381, 026, 63]

(La-7) 第381工場製, 026番目の生産機, 第63バッチ

◆第99工場 (ウラン・ウデ)

[TTFFBBPP]  [TT, FF, BB, PP]
TT

タイプ (tip/Type) - 第21工場と共通

45:La-7

46:La-7UTI (練習機型)

FF 工場番号 - 99 (固定)
BB 生産バッチ (0埋め)
PP バッチ中の生産番号 (0埋め)

珍しく第21工場と共通のルールに則っている。[バッチ]と[生産番号]は同じ規則性によるものだが、工場ごとにカウントは異なる。つまり、第21工場のものと同じバッチ番号だからと言って、同じ仕様であるとは限らない。

 

【シリアルサンプル】

[45992104]⇒[45, 99, 21, 04]

tip45(=La-7), 第99工場製, 第21バッチ, 04番目の生産機

[45992501]⇒[45, 99, 25, 01]

tip45(=La-7), 第99工場製, 第25バッチ, 01番目の生産機


«襲撃機/Штурмовик»

イリューシン Il-2

生産工場:第1工場, 第18工場, 第30工場, 第381工場

第1工場, 第30工場については調査中。

 

◆第18工場 (ヴォロネジ/クイビシェフ)

[FFMPPBB]  [FF, M, PP, BB]
FF

工場番号 - 18 (固定)

M モデル - 7:Il-2
PP バッチ中の生産番号 (0埋め)
BB 生産バッチ

他と異なるのは[モデル]が含まれているところ。Il-2には'7'という数字が割り当てられていた。[生産番号], [バッチ]の並びなことに注意。

 

【シリアルサンプル】

[1870930][18, 7, 09, 30]

第18工場製, モデル No.7(=Il-2), 09番目の生産機, 第30バッチ

[1871196][18, 7, 11, 96]

第18工場製, モデル No.7(=Il-2), 11番目の生産機, 第96バッチ

◆第381工場 (レニングラード/ニジニー・タギル)

[FFFBBPP]  [FFF, BB, PP]
FFF

工場番号 - 381 (固定)

BB 生産バッチ (埋めなし)
PP バッチ中の生産番号

[工場], [バッチ], [生産番号]なので、とても分かりやすい。同工場のLa-5/7と似ているが、あちらは[バッチ]と[生産番号]の並びが逆となっている。同じ工場でもシリアル規則が同じとは限らない例。

 

【シリアルサンプル】

[381355]⇒[381, 3, 55]

第381工場製, 第3バッチ, 55番目の生産機

[381417]⇒[381, 4, 17]

第381工場製, 第4バッチ, 17番目の生産機 (復元されモニュメントとされている機体)


«爆撃機/Бомбардировщик»

ペトリャコフ Pe-2

生産工場:第22工場, 第39工場, 第124工場, 第125工場

 

◆第22工場 (フィリ?/カザン)

[FFPPBB]  [FF, PP, BB]
FFF

工場番号 - 22 (固定)

PP バッチ中の生産番号 (0埋め)
BB 生産バッチ (0埋め)

頭に[工場番号]、そして末尾が[バッチ]でその前/真ん中が[生産番号]のパターン。

シリアルのサンプル[221931]は、M-82搭載型のものである。数字を見る限りバッチ番号は続けて使われていたらしい。

 

【シリアルサンプル】

[221611]⇒[22, 16, 11]

第22工場製, 16番目の生産機, 第11バッチ

[221931]⇒[22, 19, 31]

第22工場製, 第19番目の生産機, 第31バッチ (M-82搭載型)

◆第39工場 (モスクワ/イルクーツク)

[FFPPBB]  [FF, PP, BB]
FFF

工場番号 - 39 (固定)

PP バッチ中の生産番号 (0埋め)
BB 生産バッチ (0埋め)

どちらかが合わせたのか偶然なのか、上の第22工場と全く同じ構成となっている。ただしバッチ番号などは共通ではないし、特に連動もしていない。

 

【シリアルサンプル】

[390101]⇒[39, 01, 01]

第39工場製, 01番目の生産機, 第01バッチ (工場で最初の生産機)

[391606]⇒[391606]

第39工場製, 第16番目の生産機, 第06バッチ

 

[391317]⇒[39,13,17]

第39工場製, 第13番目の生産機, 第17バッチ

シリアル元:

Pe-2 In Action:p. 7, 11

http://airwar.ru/enc/fww2/pe3.html


«水上機/Гидросамолёт»

ベリエフ Be-4 (KOR-2)

生産工場:第288工場, 第477工場

 

◆第288工場 (サヴェロヴォ/オムスク)

[FFFPP]  [FFF, PP]
FFF

工場番号 - 288 (固定)

PP バッチ中の生産番号 (0埋め)

[工場番号]と通しの[生産番号]のみのシンプルな構成。第288工場での生産数は9機に過ぎず、この少なさではバッチが無いことが多い。

 

【シリアルサンプル】

[28802]⇒[288, 02]

第288工場製, 第02番目の生産機

[28809]⇒[288, 09]

第288工場製, 第09番目の生産機 (最終生産機)

サンプル元:

Pe-2 In Action:p. 40, 44

◆第477工場 (クラスノヤルスク)

[FFFBBPP]  [FFF, BB, PP]
FFF

工場番号 - 477 (固定)

BB 生産バッチ (0埋め)
PP バッチ中の生産番号 (0埋め)

第288工場とは異なり[バッチ]が含まれている。シンプルな[工場], [バッチ], [生産番号]の並び。

 

【シリアルサンプル】

[4770301]⇒[477, 03, 01]

第477工場製, 第03バッチ, 01番目の生産機

[4770702]⇒[477, 07, 02]

第477工場製, 第07バッチ, 02番目の生産機

シリアル元:

https://taganrog-avia.ru/aircraft/Beriev/KOR-2/KOR-2.html

https://airpages.ru/ru/kor2.shtml


「この機体のシリアル規則が知りたい!」などあれば、フォームやリプライ等でお送りください。判明したら追加されるかもしれません。

サンプルになるシリアル番号があると大変助かります……。

何でも送れるフォーム


メモ: * は入力必須項目です



<参考リスト>

本記事の情報は記事種:ソ連機のシリアル規則解読からによる。参考情報はそちらを参照。

本記事のみに記載しているものは、各項目の末尾に記載している。


以下テンプレート:

機体名

◆第X工場 (地名)

[PPBB]⇒[PP, BB]

●PP:生産番号

●BB:生産バッチ

説明。

 

【シリアルサンプル】

[0868]⇒[06, 68]

06番目の生産機, 第68番バッチ

[23109]⇒[23, 109]

23番目の生産機, 第109番バッチ (リディア・リトヴァクのYak-1b 白の23)

 

◆第X工場 (地名)

[BBPP] ⇒ [BB, PP]

●BB:生産バッチ

●PP:生産番号

第292工場とは逆で、[バッチ], [生産番号]の並びで構成されている。シリアルが4桁で、2つの要素が若い数字だった場合、判別は非常に困難。

 

【シリアルサンプル】

[0218]⇒[0218]

第02バッチ, 18番目の生産機

[0406]⇒[0406]

第04バッチ, 06番目の生産機


【サンプル】横並びカラム

①:[0868]⇒[06, 68]

06番目の生産機, 第68番バッチ

②:[23109]⇒[23, 109]

23番目の生産機, 第109番バッチ

(リディア・リトヴァクのYak-1b 白の23)


準備中!

ペトリャコフ Pe-8

生産工場:第124工場, 第22工場

 

初期:[PPBB]⇒[PP, BB]

●MM:モデル-ANT-42 (固定:42)

●BB:生産バッチ

4227までは。

 

【シリアルサンプル】

[4214]⇒[42, 14]

ANT-42(=Pe-8), XX番目の生産機

[4227]⇒[42, 27]

ANT-42(=Pe-8), XX番目の生産機

 

◆第X工場 (地名)

[MM, PP, BB] ⇒ [BB, PP]

●MM:モデル-ANT-42 (固定:42)

●PP:バッチ中の生産番号 (0埋め2桁)

BB:生産バッチ (0埋めなし)

[生産番号]は0埋めなのに、[バッチ]は0埋めが無いというのが分かり辛いポイント。

 

【シリアルサンプル】

[42037]⇒[42, 03, 7]

ANT-42(=Pe-8), 03番目の生産機, 第7バッチ

[42049]⇒[42, 04, 9]

ANT-42(=Pe-8), 04番目の生産機, 第9バッチ

[421011]⇒[42, 10, 11]

ANT-42(=Pe-8), 10番目の生産機, 第11バッチ


[PPBB]  [PP, BB]
PP バッチ内の生産番号
BB 生産バッチ (0埋め)
[TTFFBBPP]  [TT, FF, BB, PP]
TT

航空機タイプ

-tip37:La-5~La-5F (Series 8まで, 一体型風防)
-tip39:La-5F (Series 9以降、突出型風防)~La-5FN (木製桁)
-tip41:La-5FN (金属桁)

-tip43:La-5UTI (練習機型)

FF 工場番号 - 21 (固定)
BB 生産バッチ (0埋め)
PP バッチ内の生産番号