ノースアメリカン F-86Dは、F-86をベースに開発された戦闘機です。
ソ連の長距離爆撃機の脅威に対抗すべく、レーダーと火器管制装置、24連装ロケット弾を有していました。
F-86のD型という名称ながら、オリジナルのF-86と共通な部位は全体の数割に過ぎず、特徴的な機首形状は勿論として、全体的なシルエットもオリジナルのF-86からいくらかの変化が見られます。
都立産業技術高等専門学校(旧航空高専)の展示施設にある機体の一つで、空自から借り受けているとかそんな機体だったと思います。(うろ覚え、違ったら指摘ください)
この施設の主な目的は教育活動の場であり、年に十数回のみ一般公開されています。公開日はHPを参照してみてください。
気軽にいつでも行けるという感じではないですが、ここは他にも貴重な機体やエンジンが数多く展示されているので、なかなかおススメです。
さてF-86D、正式にはこれも「セイバー」であるらしいのですが、多くの場面で「セイバードッグ」と呼ばれていますね。
レーダーを納めた機首が犬の鼻に見えること、またこの機体が"D"型であるからとも聞きます。確かに黒いお鼻がそれっぽいです。かわいい。
私はジェット機に疎いので真偽は分からんのですが、この機体は他の同機種個体と比べて各部ステンシル等が残っていて状態が良いみたいな話があるそうです。前輪のカバーのものなどはあまり残っていないとか?本当なんでしょうかね。
この施設は2階からも機体を眺めることが出来ます。この時はF-86Dがちょうど見下ろせるところにありました。
綺麗な後退翼ですね。私のメインは大戦機なので、後退翼というだけでも結構新鮮な感じです。翼のサイズに対して控えめなサイズの日の丸も少し不思議な感じです。
翼を眺めていると、パネルや部品がところどころ違う感じがします。材質の違いなんでしょうか?ジェット機はよく分からんです。
各部を適当に。
突出部の少なさ。滑らかさ。機体について居る殆どのリベットや留め具が綺麗に平らになっているのは、流石後の世代の戦闘機だと感じます。
それにしても、こうしてみると色んなとこに色んなものがありますが、知識がないのでさっぱり分かりません。胴体後部の空気取り込み口は何でしょう?尾翼周りのヒレはどういう効果を?うーんうーん。
F-86Dの最大の特徴が、この「Mk4 FFAR マイティ・マウス」空対空ロケット弾を24発納めたロケットパックでしょう。発射に際して、胴体下部から機外に露出するようです。小型ロケット弾を納めているだけというのもあって、結構簡素な造りに見えます。
対爆撃機用に小型ロケット弾を多数搭載するというと「メッサーシュミット Me262」と「R4Mロケット弾」が浮かびますが、こちらはFCSで計算して自動で発射するようで時代の進歩を感じます。
ブレブレな写真が多かったり、知識不足で書けることが無かったりとアレなのでここまで。
=参考=
・とくにはない
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